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この『テンプレ世界史』の中国編は、あらかじめ「中国王朝名」をすべて覚えていることを前提にして作られています。確認しておいてください。
YouTubeのリンクから来られた方は次の「フレーズ」の説明にお進みください。
これは『テンプレ世界史』シリーズのひとつです。他をまだご覧でない方はそちらもあわせてどうぞ。
フレーズ
今回のフレーズはかなり略しているようで、漢字にすると結構そのままです。
「陳勝呉広、赤眉・黄巾・王仙芝、黄巣・方臘・紅巾・李自成、白蓮・太平・義和団事件」
全体的にカタカナ表示するとこんな感じになります。作者自身、覚えるときにこのように書いて覚えました。漢字は完璧に覚えた後でふっていけばOKです。
「チンショゴコウ セキビコーキン オーセンシコソホロコーキンリージセー ビャクレンタイへー義和団事件」
忘れてました。これもメインフレーズに劣らぬ大事なサブフレーズです。
「シンシンゴーカン、ニトーサンシン」
まあ、分かっていただいてるとは思いますが、ふざけているわけではありません。
内乱もそうですが、今回のような民衆反乱みたいな奴は、中国王朝では非常に多いわけで、はじめから覚えているうちに、ごちゃごちゃになっていく訳です。
しっかり覚えても、ブランクがあると、脳が (‘A`) みたいな反応を示し始めます。
で、「じゅず学」のえじきにしてくれむ、と勇むわけですが、かといって、すべての王朝で都合良くひとつずつ民衆反乱を起こしてくれている訳ではないのです。
ということで、今回のような工夫が不可欠となります。
どの王朝で起こった民衆反乱かが導き出せるサブフレーズです。
「秦新後漢二唐三清」
ちなみに今回の形式は、ドリフの早口言葉のオマージュです。
解説
では、上のフレーズを解説していきます。
サブフレーズ
先にサブフレーズですが、「秦新後漢二唐三清」の前半「秦新後漢」は、「秦」「新」「後漢」の時代にそれぞれ一つずつ、民衆反乱が割り当てられることを示しています。
気をつけて欲しいのは、後半「二唐三清」ですが、これは、「唐」から「清」の時代まで、つまり「唐」「宋」「元」「明」「清」の統一王朝に、それぞれ民衆反乱が割り当てられることを示しているということです。
これ重要です。
「宋」「元」「明」にはそれぞれ一つずつ割り当てられます。「唐」と「清」は一つではありません。さすがに「二唐三清」と言っているは、意味なく言っているのではありません。
これは、「唐」には二つ、「清」には三つ、民衆反乱を割り当てろということです。
合計すると全部で11個になると思います。メインフレーズで扱っている民衆反乱の数も11個です。ピッタリ合います。計算してみてください。
メインフレーズ
メインフレーズに、王朝名を当てはめると次のようになります。
秦・・・陳勝呉広の乱
新・・・赤眉の乱
後漢・・・黄巾の乱
唐・・・王仙芝の乱・黄巣の乱
宋・・・方臘の乱
元・・・紅巾の乱
明・・・李自成の乱
清・・・白蓮教徒の乱・太平天国の乱・義和団事件
こうしてみると、思った以上に「秦新後漢二唐三清」ですよね。
各農民反乱の内容は、目的からそれるため、ここでは書きません。説明しているサイトもごまんとありますからね。
覗いてみると、中国の農民反乱は面白いですよ。
中国史に限らず、いずれは、内容をカンタンに説明する企画はやってみたいと思っていますが、今はここまで、ということで。