世界の農業 ロシア・アメリカ・オセアニア・インド・中国 覚え方

YouTube 音声

音声ファイルはこちらです。

YouTubeのリンクから来られた方は、とばして次の「解説」にお進みください。

それぞれの簡単な解説をしていきます。

解説

いくつかのフレーズで、ロシア・アメリカ・オセアニア・インド・中国、5地域の農業分布図を一気に覚えてしまおうという企画です。

今回の参考資料としては、家庭教師でも長年利用させて頂いている「中学社会自由自在(受験研究社)」を使わせていただきました。

書き込みがちらほらと見えるのは、実際に指導で使いこんできたからです。

・ロシア「トナカイの応援ラッコチックやねんか。」

999995r - トナカイ

「あれ?何かあのトナカイの応援ラッコチックじゃない?」という意味です。サッカー観戦のようです。

999995r - ロシア農01

この状態で下を隠して、下に書いてある農業分布を全部言い当てることができたら合格です。モノクロなのでちょっと見にくいですが。

基本的に上から順番に「トナカイ(の)・応・援・ラッ・コ・チック(や)・ねんか。」と当てはめていくことで覚えます。

999995r - ロシア農06z

①「トナカイ」は「トナカイの放牧」で一番上の広い所(青)。

②「おーえん」は「大麦(おおむぎ)とえん麦(ばく)」の2種類で地域も2地域(赤)。

③「ラッ」は「ライ麦」「コ」は「小麦」で上から順番に2層(桃・橙)をなしてます。

④「チック」は「牧畜」でこれも下にいくつかに分かれ層(緑)をなしています。

⑤最後に「ねんか」は「綿花(めんか)」で一番下の部分(水色)です。

・アメリカ「春子冬子、楽止めんかっちゅーの。」

999995r - 春子冬子

おじいちゃんが小学校に登校する双子の孫を見て「おいおい春子冬子!楽をするのは止めないか!」と注意している場面です。「止めんか」は普通「止(や)めんか」と読みますがここでは「止(と)めんか」と読みます。

999995r - アメリカ農01

アメリカの農業分布図は、まっ白にされるとかなり難度が高くなるので、先に位置を確認しておきましょう。

「春小麦」のすぐ右の部分が「酪農」でここから下に下ります。次の「とうもろこし」のすぐ下は「各種農業」なので飛ばしてその下、広い所が「綿花」です。これがポイントです。

999995r - アメリカ農06

①「春子・冬子」は「春小麦・冬小麦」のことで、中央の団子状の部分(赤)を上から2つ指します。「春子冬子!」と言いながら指差して覚えるといいです。

②「楽(ラク)」は「酪農」で「春小麦」のすぐ右の部分(薄水色)。

③「と」は「とうもろこし・だいず」でそのすぐ下(緑)。

④「めんか」は「綿花」で一段飛ばして下の広い所(橙)になります。

⑤「ちゅー(の)」は「地中海式農業」の「中(ちゅう)」で左端下の海岸部分(濃水色)です。

・ニュージーランド「来た牛ボクのよう。」

999995r - 来たウシぼくのよう

「あっちから連れて来られてる牛はボクのだよ」というそのままの意味です。何か明治時代風になりました。

999995r - ニュージーランド農01

見てわかるとおり北寄りの地域が牛(牧牛)、南寄りの地域が羊(牧羊)になっています。

999995r - ニュージーランド農03

①「来た」は「北」、「牛」は「牛」のことで、北寄りの地域は牧牛。

②「ボク(の)よう」は「牧羊」で南寄りの地域は牧羊です。

・オーストラリア「来た牛ボクのよ。コラ佐藤。」

999995r - 来たウシぼくのよ

ニュージーランドの使い回しです。というか、むしろニュージーランドの方が「振り」になっています。

999995r - 来たウシぼくのよこら佐藤

学校で同級のお調子者の「佐藤」君です。そっと後ろに近付いてズボンをずり下げるいつもの日課をしてきたので、いつものように叱りました。

999995r - オーストラリア農01

一見めんどくさそうですが、ニュージーランドと同じ「来た牛ボクのよう」の法則が成り立っています。

999995r - オーストラリア農06

①「来た牛」で一番上(北)の赤い部分が「牧牛」です。

② その下(南)、平仮名の「い」みたいになっている部分が「ボク(の)よう」で「牧羊」です。

③ 更にその下のオレンジの層が「コ」で「小麦」。

④ 更にその下のピンクの層が「ラ」で「酪農」です。

⑤ そして最後にオーストラリアの右上の緑の部分が「佐藤」で「さとうきび」です。さとうのポーズで示した場所です。

・インド「小雨(こさめ)でもベチャベチャ」

999995r - 小雨でもべちゃべちゃ

僕が大学生のころ、こういう下宿に住んでいた人がいました。

999995r - インド農01

これも一見めんどくさそうですが、真ん中をタテに上から「小麦→さとうきび→綿花」とざっくり押さえると、あとは両側に「米作」の地域が帯のように広がっていて、それぞれの先っぽに「茶」があると分かります。

999995r - インド農08

①「こ・さ・め」だけで真ん中の地域全部押さえることになるので大事ですね。

②「こ」が「小麦」で真ん中一番上の赤い部分です。

③「さ」が「さとうきび」で緑の部分、赤より少し下がりますが赤の途中です。

④「め」が「綿花」でその下の紫の部分です。

⑤「べちゃべちゃ」は「米茶、米茶」ということで、インドの両側にそれぞれ「米茶」の部分ができます。橙色と青色の部分です。スリランカも茶の地域に入っています。

・中国「抱いとー子イーナ。ボクいくつ?」「こりゃ、やめんかちゃ。」

999995r - 抱いとー子イイナ

「(ママさんが)抱いている子可愛いなぁ、ボクいくちゅでちゅか?」みたいな感じです。

999995r - 抱いとー子イイナ2

「ふたちゅ」みたいな感じでしょうか。

明らかに2歳にはなってないと思いますが。幼児は手加減を知らないので思いっきり顔をかきむしられることがあるので注意しましょう。

999995r - 中国農01

色分けで示された部分と記号で示された部分があります。それで覚え方もこの区分に合わせて前半と後半に分けました。

999995r - 中国農05

①「だい・とー」が「大豆・とうもろこし」で右の一番上(橙)です。

②「こ」が「小麦」で真ん中の緑の部分。

③「いーな」が「稲作」で下のピンクの部分です。

④「ボクいくつ?」が「牧畜」で左の広い紫の部分。ここまで前半です。

999995r - 中国農09

①「こりゃ」が「こうりゃん」で右上(赤)です。

②「(や)めんか」が「綿花」で真ん中の青の部分。

③「ちゃ」が「茶」で下の緑の部分です。

→サイト目次ページへ