タイの王朝の変遷

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YouTubeのリンクから来られた方は次の「フレーズ」の説明にお進みください。

これは『テンプレ世界史』東南アジア編のひとつです。他をまだご覧でない方はそちらもあわせてどうぞ。

『テンプレ世界史』目次ページこちらです。

また、YouTubeで音声教材を全てざっと聞いてみたいという方!テンプレ世界史の再生リストです。

『テンプレ世界史』再生リスト

また、タイの歴史は先住のモン人と切っても切れないものですので、これとセットで覚え、お互いの関係を調べておくとよいです。

モン人

フレー

さて、タイの王朝変遷のテンプレは、

パヤオランナースコータイ、アユタヤトンブリバンコク朝シャムと呼ばれるタイ王国」です。

これは基本的に王朝名を並べただけなのであまりフレーズの説明はいらないかと思います。

初めの部分は駿(パヤオ)ランナー素()交代みたいな感じでイメージしやすいですね。

宮崎駿先生が駅伝のランナーをつとめていて何の疲れも見せない素(す)の顔で次のランナーにたすきを渡している感じです。

ここまでまとめて口に出るようになると「スコータイ」にはタイ」が入っているので、タイの王朝だとすぐ分かります。

もちろん、初めが出た時点で最後まで一気に言えるようにするのが鉄則ですが、東南アジアはいくつか国があるので、初めは「全部おぼえてるけど、どれがどれだったっけ?」となることがあるやもしれません。

そんなとき「パヤオランナースコータイ」はタイ」が入ってるから「タイのやつや、と頭の部分だけですぐに見分けがつきます。

ねらい

今回の個別フレーズの「ねらい」については、初回の「オリエントの国の移り変わり 」の「ねらい」に準じるものとします。ご覧でない場合はそちらを確認してください。

なお、『テンプレ世界史』のねらいや説明など、詳しくはこちら「テンプレ世界とは?」をお読みください。

年代

*年号を覚えたい場合はタイの王朝年語呂【年号ゴロ合わせ】を参考にしてください。

パヤオ王国(1094~1338)

ラーンナー (1292~1775年)

スコータイ (1238~1448)

アユタヤ(1351~1767)

トンブリー (1768~1782)

バンコク(ラタナコーシン朝・チャクリー朝)(1782~ )

簡単な解説

パヤオ王国・ラーンナー王朝・スコータイ王朝の3つは、同時代に並んで栄えていた時期のある王国で、それは13世紀ごろの話。

その後はアユタヤ王朝が南部から現れスコータイ王朝の版図を塗り替えていきます。

更にアユタヤ王朝トンブリ王朝バンコク王朝と続き、現在のタイ王国にまでつながる、というのが単純な流れです。

タイ王国は東南アジアで西欧列強の植民地とならなかった唯一の国です。

バンコク王朝というのは「ラタナコーシン朝(チャクリー朝)」のことです。この語はできれば入れたかったのですが、単純を採りました。

タイ人シャムと呼ばれ、バンコク王朝シャム王国と呼ばれることもあります。タイ人=シャムは少しイメージしにくい所があるので、フレーズの中に入れました。

これを覚えるだけで、タイの大まかな王朝変遷のひながた(テンプレート)ができます。細かな部分では付け加えたいところもありますが、「テンプレ世界史とは? 」で書いたように、これらのキーワードが押さえられることで、含まれていない部分が明確になり、覚えやすくなるはずです。

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